ゲノムクリニックはゲノム・DNA解析の医療実装化を目指して2017年に開始した千葉大学医学部発の研究プロジェクトです。2018年4月に遺伝子の意味付けを行う株式会社ゲノムクリニックを設立。2019年10月より診療所として柏の葉ゲノムクリニックを開業しました。ゲノム解析により多くの方々の健康に貢献することを目指しています。



2023年9月より東葛テクノプラザ411号室にラボを拡張いたしました。

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がんリキッドバイオプシー外来を2024年2月から開設いたしました(往診対応可)。

※がんリスク判定(全遺伝子解析、尿中miRNA検査)はオンラインでの受診が可能です。

「がんリキッドバイオプシー」は、がんに由来するDNA/RNAや細胞を血液から取り出して分析することにより、がんの早期発見やモニタリング、治療方針提示を行う検査です。採血などにより体に大きな負担がなく検査を行えることから、世界的に盛んな研究が行われています。ゲノムクリニックはゲノム解析の領域で、がんのリスク判定および早期発見を目指し研究を続けてきました。今回、国内外から本領域に関わる検査を集め、「がんリキッドバイオプシー外来」として開始いたします。多くの方々に受診していただくことで、がんの予後を改善することを目指します。


研究成果がReproductive Medicine and Biology誌に公開されました!

〜体外受精胚を傷つけずに染色体を評価〜

 ゲノムクリニック代表の曽根原弘樹らの研究グループは2022年12月17日、体外受精時の胚評価に関する画期的な成果をReproductive Medicine and Biology誌に発表した。本研究では、体外受精によって得られた胚の培養液DNAを解析することにより、胚を傷つけることなく、染色体を評価できる可能性が示された。特に性別を決定する性染色体の判定一致率は約8-9割と高い結果となった。世界では約800万人以上が体外受精によって誕生しており、日本でも年間6万人以上が生まれている。体外受精胚にダメージを与えることなく染色体を評価できる本研究は大きなインパクトがあると考えられる。


2020年5月より胚培養液中Cell Free DNA解析「Medi Seq(メディ・シーク)」を開始いたしました。